
最近の経済政策の中で、個人的な一番のヒットが地域共通クーポン券です。
何故、一番のヒットだったかを2回シリーズで解説させて頂きます。
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我々は物心ともに幸せになりたいと願います。それには『経済的豊かさ』が必要不可欠な要素です。
経済的豊かさとは、我々が手に入れたモノやサービスであり、保有しているお金の量ではありません。
お金を保有しているだけでは単なる紙切れや電子データであり『寝ているお金』、そして人によっては『死んだお金』です。
もちろん、お金を保有していると、好きなタイミングでモノやサービスと交換できるので、精神的な安定に繋がりますが、やはり経済的豊かさとはモノやサービスを手にすることです。
従って、リフレ政策やMMT等で、どれだけ国民のお金を増やしても、それだけでは国民の経済的豊かさは実現しません。
実現させるには『国民がモノやサービスをどのように手に入れるか?』を追求すべきであり、同時に『国民がモノやサービスを生み出すにはどうしたら良いか?』も追求しないといけません。
ここで鍵となるのが、『お金の流れ』です。
『誰かがお金を支払う⇄誰かによるモノやサービスの提供』ですので、
お金がしっかりと流れている時は社会全体が活性化していきます。
如何に国民の幸せを実現させるのか?
→如何に国民の経済的豊かさを実現させるのか?
→如何にモノやサービスを生み出せるようにするのか?
→如何にお金を使い易い状況にするのか?
となります。
今回の地域共通クーポン券は使用期限が決まっているために、必ず消費に回る、すなわち生産者の価値創造に繋がるお金となります。
それが、『生きたお金』であり『生きるお金』、
そして『生かすお金』です。
このクーポン券の発想は、19世紀の市井の経済学者シルビオ・ゲゼルの考え方がベースになっていると考えられます。
詳細は次回、解説させて頂きます。