
日本は世界最長の安定した君臣の関係を維持している国家です。
現代の日本人がこの意味を理解し、行動することで、世界は変わります。
今回はその理由を考察してみます。
――――
君臣の関係が不安定な国家の君主は、臣民の反乱を恐れるがあまり、臣民を虐げるようになります。
また虐げられた臣民は、自分たちの生活を守るために、君主を攻撃することになります。
君主(個)と臣民(個)の対立した関係性です。
そのため、短期的には力で安定させることはできても、いずれ不安定な国家となります。
君臣の関係が安定していると、君主は国家を繁栄させるために臣民を豊かにしようとし、臣民は豊かになるために国家を繁栄させようとします。
君主(個)と臣民(個)の間に国家(全体)があり、統合した関係性です。
そのため、長期的に安定した国家となります。
それを世界に先駆けて実現してきたのが、『和の国』日本国です。
また人間には誰しもが、幸せになりたいという気持ちがあります。
そのため、子孫には幸せになって欲しいですし、祖先には尊敬・感謝したいのです。
国籍や時代などに関係なく、人間には、子孫に対する愛しみや祈り、そして祖先に対する尊敬や感謝があります。
親は2人、祖父母は4人、曽祖父母は8人います。僅か30世代を遡れば10億人、40世代を遡れば1兆人を超える祖先がいます。
ここからわかるのは、自分とは違うと思う人、いわゆる他人にも必ず同じ祖先がおり、皆が血を分けた兄弟姉妹であること、他人などいないということです。
国家が不安定だと、自らが生きるために同じ祖先をもつ兄弟のような人々を苦しめたり、時には殺したりもします。
これは子孫の幸せを祈る祖先に対する大きな裏切りとも言えます。
だから、全人類は安定した国家をつくらないといけないのです。
その智慧を世界で最も蓄えてきたのが日本です。
我々、日本人が活躍しないといけないのです。